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『 恐竜の現在の想像図と大恐竜絶滅の謎を解く 』
BGM J.S.Bach“Passacalia & Fuga” Midi 元 Data by 鈴ちゃん BGM ON OFF
2002.10.30. Written by うつぎれい ( 宇津木 令 ) 筆者への連絡先はこちら
これはこれまで未完成故、一部の人々以外には未公表だった ( にも拘わらず、グーグルや百度 ( バイドゥ ) のクローラーロボットには非公開タグを無視され、時々キャッシュされたりもしていたので非公開は半ば有名無実化していた ) 恐竜絶滅仮説です。どうせ見られてるなら…と、今回公開してしまうことにしました。近い内にちゃんと纏め直して差し替えたいと思っています。テーマが次々出てきて、全体として密度は高くとも何か散漫な印象を与えると思います。途中、恐竜についての雑情報が色々と追記でそのまま入っていますが、最後の方に“催眠現象とこの仮説との繋がり”を論じた一文があります。ページのデザインが今のところ他のページと同じでみっともないですが、このページ自体が便宜的なものにつき、ご勘弁。 うつぎれい 記 [ 背景 青に ] もう一つのBGM 恐竜の さんぽ ( 笑 )
( 疑問符 ) ( 2002.12.5. 記 )
従来の恐竜の復元図に対する疑問
もしも犬や猫や牛や虎やサイ、そして私たち人間自身を、いま普通に見せられている恐竜の化石からの復元図と同じようにその骨だけから復元したら、いったいどういう動物として描かれる事になるのだろう?
恐らく現実の生き物とはまるで違う、極めて悪魔的な姿にされてしまうのではないだろうか?
私には、客観的に考えるとどうしても、従来からの恐竜の復元想像図というものがまるで信じがたいものに思われてくるのである。
あの爬虫類じみたトカゲじみた形だからこそ恐竜に人気があるという面は、確かにあるだろう。
だから娯楽映画がその外見を、世の常識が変わらない限り旧モデルのまま踏襲したり、或いは架空動物の名目でそのまま登場させたとしても、それは致し方ないだろう。
自分自身の幼児体験の中にも、山川惣治の「少年ケニヤ」の、あの地底世界の恐竜達のあまりにも活き活きとした描写や、ディズニーの「ファンタジア」で初めて動くのを見た( 実際は地質時代が違うから出会った筈の無い )ステゴサウルスとティラノサウルスの壮絶な戦いの場面が、まさしく圧倒的な迫力で居座り続けている。実際その為に、あの極めて魅力的な旧モデルを、ついついそのまま認め続けたい…という気にはなる。
だが完全な娯楽とはとても言えない筈の科学啓蒙番組や博物館、そして遊園地などの恐竜の展示模型までが、その人気の無くなるのを怖れて、相も変わらず旧モデルを踏襲し続けていたら、いったい恐竜についての常識はどうなってしまうのだろう?
いつまで経っても変わる筈がなくなるではないか?
だからやはりそれは、いつまでも放置しておいてはならない非科学的幻影なのである。
そしてこれは、資本社会の商業優先思考によって、半ば意図的に、新しい科学知識の社会浸透が遅滞させられている一つの典型例であるのかも知れない。
多くの人が知っているように、1970年代前後、それまでの恐竜冷血説に疑念が表明され、ロバート・バッカーやジョーン・オストローム、デール・ラッセル等、当時の若手古生物学研究者により、恐竜温血説が唱えられた。
積み重なる証拠の前に旧世代の学者たちは次第に力を失い、逆に温血説は次第に多くの支持を集めて拡がって行った。
やがて世代交代が起こり、パラダイムは一変して温血説は定説となった。既にそれから久しい。
…にも拘わらず、( これが実に驚くべきことなのだが )その描かれる姿は( 古生物学会の監修したCGビデオ映像までもが )相変わらず冷血動物の爬虫類の延長線上のものでしかない。
あの発掘されて組み上げられた骨格の上にただ必要最小限の筋肉を張り付けて、その上にウロコの付いた皮膚を貼っただけのような、およそ温血の高度な生き物とはまるで思えない、爬虫類モドキの半ば悪魔的な姿形は、いったい何なのだろう?
繰り返すが、私にはどうしてもあれが現実の温血生物の姿とは思えないのである。
以下に、その外見に関する最も根本的な疑問を記しておく。
●放熱器官の問題
勿論、デイノニクスやドロマエオサウルスが服を着たり化粧をしていたとまでは思わないが、例えばアパトサウルスなどのサウロポダ類やティラノサウルスRex のような体重のある巨大陸上生物が、その全身骨格から想像される運動性から推定して何らかの放熱機能を体表面に備えていなかったとはとても思えない。
そして、だとすれば当然単なる爬虫類のような剥き出しの皮膚を貼っただけの外見であった筈がない。
たとえその外皮が化石には残っていなかったとしても、論理的想像で復元図にはそれを付け加えなければならない。
何故なら、例えばアフリカ象の特徴であるあの極端に大きな耳をその頭蓋骨だけから類推して復元することなど絶対に不可能だからである。
論理的分析で補って想像力を膨らませなければ実際の姿には到底近付けないのである。
サバンナ地帯に暮らすアフリカ象の大きな身体を考えれば、あの巨大な耳が恐らく体内の余分な熱を放出するための放熱器であろうことは素人でも容易に想像がつく。
森林性のマルミミ象の耳がずっと小さいことからも多分それは正しいと思うのだが、実はまだこのことを専門家に訊いて確認したことはないので果たしてその実際はどうなのだろう?
もしこの想像が当っているようなら、恐らく実際の巨大恐竜には体表面にラジエータ機能を持った( 恐らくは極めて効率的にタタミ込むことのできる )複数の皮膚の膜があった筈であろう。
それはエリマキトカゲのようなものだったかも知れないし、ムササビやヒヨケザル、或いは帆船のようなものだったかも知れない。
ディメトロドンやエダホサウルスの例は帆船のようなその膜の中にちゃんと骨が通っていたケースなのだろう。
無論そうではなくはっきりとした骨の残らない放熱膜を持ったものは恐らく無数に存在していたはずである。
パラサウロロフスのような水棲の恐竜を除けば、巨大恐竜たちはみな何かそうした放熱器官を持たない限り、古代の森の中に一日中ひっそりと潜み続けるか、或いは昼間何処かの日陰に隠れていて夜間にのみ活動する夜行性になるしかない。
だが食物連鎖の頂点に位置する巨大恐竜が、肝心な放熱器官を持たないためにジュラ紀や白亜紀の草原を昼間は歩けなかったと仮定することは、余りにも馬鹿げているだろう。
そんな事はなく、巨大恐竜は放熱器官を持ち、自由に草原を闊歩していた筈である。
この意味でひとつ確実に云えるだろう事は、いわゆる竜脚類に属する各種の恐竜たち( ディプロドゥカスやブラキオザウルス、アルゼンチノサウルスなど )の、あの長い首と尻尾こそは明らかに放熱器官であって、それらは最も効率的に放熱する為に恐らく勃起した筈だということである。
取り分けアパトサウルス( = ブロントザウルス )やアルゼンチノサウルスの頸は元々ペニスに似ているから、それが炎天下などの状況で、放熱する為に頸の外周部全体に沿って、血管内に大量の血液を送り込んで、重く勃起するというのは、妙に生々しくてエロチックではあるが、もしも実際に頸や尻尾が放熱装置として機能しているのであれば、そうであった可能性は極めて高い。
現在の恐竜のイメージ=復元図、及びそこから批判を加えずにそのまま起こされてしまった最新の映画の如何にももっともらしく見える幾多のCGをも含めて…の総ては、元々、恐竜化石の発掘に強い関心が持たれ始めたかなり古い時代に、恐竜は爬虫類であるという仮定と認識の下に、オオトカゲやワニなどの外見から外挿して作り出された姿である。
私たち人類の頭蓋骨とて、もし恐竜と同じように必要最小限の筋肉だけを張って冷血動物として想像されたら、恐らくは巨大な目を持ち口が耳近くまで裂けた、ちょうど般若や鬼、伝説中の悪魔のような姿として安易に復元されてしまいかねない。
だが私たち人間は哺乳類、恐竜は恐竜類で、共に温血であり爬虫類ではない。
耳まで極端に裂けた爬虫類特有の口というのは、その外見の恐ろしさにも拘わらず、大きな獲物を丸呑みにできるということを除けばそれほど効率的ではない。
大きく開閉できる利点はあっても咀嚼にはまるで適さないからだ。
口を閉じたまま嚼むことができないために食べ物は脇からこぼれてしまうし、何より上下の顎を噛み合わせるための筋肉の付く場所が限られているために十分な咀嚼ができない。
無論それでも十分に強い筋肉が付いていれば強い力で咬むことはできる。
大きなワニに運悪く腕などを咬まれると良く判るが、それは物凄い力で大抵の人間はそれをふり解くことができない。
もしターザンやクロコダイル・ダンディ( や銃を持った人 )が近くにいて助けに来てくれないと、そのまま餌として食べられてしまう。
だがワニやカメやコモドオオトカゲが繰り返し咀嚼することにかけて、リスやビーバーより優れてないことは絶対に間違いがない。
果たして一億年以上もかけて十分に進化した後の全盛期後期の恐竜達が、その遠い先祖から分かれて袋小路に陥った日陰者の兄弟である爬虫類の不効率な口を、そのまま踏襲していたりするであろうか?
私にはとてもそんなことは考えられない。
恐竜は肉食恐竜をも含めて間違いなく哺乳類と同様の閉じたまま嚼める口腔や、ライオンや虎のような強力で効率的な口を獲得していた筈である。
最近のディズニーのアニメ「ダイナソア」には少なからずそうした解釈が盛り込まれていた。
もしも恐竜たち自身が私たちの描いている彼らの復元想像図を見たとしたら、恐らくはこう言って抗議してくるだろう。
曰く「人間は私たちの骨がほとんどそのまま私たちの実際の姿だと勘違いしている! なんて想像力が無いんだろう。これは侮辱だ!」と。
私はこれを書いてる途中でひとつ意見が変わった。
デイノニクスやドロマエオサウルス( これらは両方ともあの著名なヴェロキラプトルの近縁種なのであるが )、そしてコエルロサウルス類の雌か雄が、その顔に、「なにもお化粧をしていたとまでは思わない」…と書いた先程の自分の意見には、実は人間の思い上がり以外の何の根拠も無いということに気付いてしまったのだ。
「服」についてだって本当は判ったものではない。
ティラノサウルスRex のあの小さな手では多分あの大きな身体の為の服を仕立てるのは無理だろうが、小型のずっと高度に進化したコエロサウルス類やデイノニクス一派なら、植物類を使って、いや何よりも先ず捕食した当の獲物から剥ぎ取った生皮を使って、自分の小さな身体を覆うことぐらいのことは、実際に考え出したり、実行していたとしても、実は何の不思議もないからだ。
何故なら、実は彼らにはその必要が十分にあったのである。
理由1;人間と大差ない大きさの小型恐竜の体表面にもし保温のための体毛が無かったとすると、夜間や冬場にその体温の低下を防ぐための方法が必ず何か必要だった筈であること。
( 逆に云えば、その自然な手段として彼らがジヤッカルや熊のように毛深く、豹のような迷彩模様をその体表面に持っていた可能性は十分に高いだろう。 )
理由2;捕食竜である彼らが狼のように集団で巨大な相手( 多分相手は草食恐竜。頭の良い彼らが巨大な肉食恐竜に映画のように無謀な戦いを仕掛けるとはとても思えない )を襲う場合に、その獲物の必死の抵抗によって深手の傷を負うのを避ける為には、その小さな( 従って恐らく巨大恐竜に比較すれば皮膚の薄い )身体を何かで被覆保護する必要が、当然あった筈であること。
( 但しむろんこれも、同じ条件にある現在のハイエナや狼のように十分な体毛を、彼らが持っていればそれで済む事ではある。 )
1と2の理由だけからは、彼ら小型恐竜類が体毛を持っていた可能性が相当に高いと思われるものの、もし実際にそうでは無かった場合、巨大恐竜類のような( 体重からくる )圧倒的な保温性を持ち得ない彼らが、何らかの「服」に類するものをその身に纏っていた可能性は十分に高いと思われる。
●小型恐竜類の更なる進化の可能性
だが実はもっと注意すべきことがある。恐竜類ではその全棲息期間に比べると相対的に極めて早い時期に、多くの種において二足歩行が実現されているという事実である。
もしも人類の知的進化において、本当に定説通りに、二足歩行がカギであったのなら、その同じ状況に遥かに長期間在り得たはずの、多種類の恐竜たちがずっと器用に進化した手と知能とを発達させて、( 未だ化石として出てきてはいないが )あのデール・ラッセルの想像したディノサウロイド( 恐竜人種 )か、それ以上のレベルにまで到達し得たという可能性は十分にある筈である。
そして恐らくそこまで到達する以前にだって( つまりデイノニクス段階で )、彼らは道具類も当然使っていただろうし、それも行き当たりばったりに道具を見付けて使うだけではなく、それを保持することもとっくに知っていただろう。そう想像する方がずっと自然である。
何しろ現在の都会のカラスだって、あの小さい筈の脳で、何と神社のさい銭箱の百円玉をクチバシでかっ払って、自分で鳩の餌の自販機にそれをわざわざ入れて、鳩の餌を自分で買って、餌を手に入れて食べる。…という芸当をヤルほどの知能を、既に獲得してしまっているのである!
ただ最近、チンパンジーが二足歩行を既に獲得していたことが判明したために、二足歩行が知能の発達の最重要因子とはいささか信じられ難くなってきてはいるのだが…
●小型恐竜類の生残の可能性
コエロサウルス類の出現から、鳥類だけを無事に遺しての恐竜種族ほぼ全滅の悲劇までには、少なくとも彼らが十分に進化する時間は全然無かったという訳でも無いので、彼らがそれ以前に大きな進化を遂げて、その絶滅から何らかの方法で子孫を残して生き延びた可能性は、本当は十分にあるのであろう。
●更なる可能性…?
尤も一旦そう考え始めてしまうと、創世記のイブに知恵をつけた( どうやら口を利くらしい )蛇が大絶滅を越えて生き延びた恐竜類の遥かな子孫ではなかったという証拠は何処にも無いのだし、インカのビラコチャ( 羽毛を持った蛇 )やククルカーン( 羽根を持つ蛇 )や、シュメールから太古の日本にかけて存在していた蛇神の伝承の大元がそうでないという証拠も一切無い。
そしてついでに言うなら、浅香唯や阿倍なつみや木下優樹菜 *、ホイットリー・ストリーバーやその他の人々の前に、時々奇妙な姿で現れるリトル・グレイの化身らしき者たちが、そのまた遥かな子孫ではないという証拠も、また何処にも無いのである。 ( 注 *;木下優樹菜 についてのみ2008年1月に追記。 )
●どこでもドア
「どこでもドア」を ドラえもん に貸してもらって、もしも私たちが白亜紀に行くことができたとしよう。
そこで現代の恐竜図鑑や映画のCGの映像の記憶を頼りに私たちがティラノサウルスRex を探したとしても、私たちはその…実際のティラノサウルスRex である…まるで一度も見たこともない巨大生物に出会って、追い詰められて、巨大なその口の中に放り込まれるまで、それが探していた当のティラノサウルスRex だとは全然気付かないかも知れない。
そして多分、今まさに噛み殺される刹那、その口の内側から見た巨大な尖った歯の形に、確かに見覚えがあることに気付くのである。
何十年、いや百年近くに渡って、私たちの頭に繰り返し刷り込まれてきている、あの恐竜の姿は、恐らく現実の彼らとは似ても似付かぬ幻想だと考えた方が良いだろう。
●再び恐竜の外見復元について
もう一度思い起こしてみよう。何しろ私たちは良く知っている犬や猫の頭蓋骨だけから、あの可愛いい顔を決して復元できないのである。
( 例えばアイフルのCMの“クー”ちゃんがどんな形の頭蓋骨なのか、一寸考えてみたらよい )
それは多分、私たちが人間の典型的な頭蓋骨から、久本雅美なら復元できてもオードリー・ヘプバーンまではとても復元できないのと同じ理屈である。
私たちの…というよりは学者の…想像力の限界がそこにあるからである。
その限界を越えるためには芸術家やメークアップ・アーティストや超能力者( 霊視能力者 )がたぶん必要なのである。
●恐竜の外見復元に活用すべき人々
この意味で恐竜を含めた化石動物の復元作業には、むしろ芸術家やメークアップ・アーティストやサイコメトリストなど霊視者をも参加させて、彼らが紡ぎだすイメージを参考にした方が確度が高いのではないかと思う。
特にサイコメトリストは重要である。
もし彼らが何も知らされずに化石の発掘現場や化石の一部を触っただけで当の恐竜の特徴を言い当て、それが通常の古生物学での知識と主要部分で符合すれば、彼らの伝えるイメージは充分に有効だということになる。
そうして有効と認められた何人ものサイコメトリストの外形イメージがもし重なれば、それは益々有意性の高い情報ということになろう。
もしも映画のように恐竜の DNA を取り出して実物そのものを復元できるのでない限りは、それが化石動物の実際の姿に有力な指針を与える最も簡単で殆ど唯一の方法であるようにさえ思える。
試験的にそういうことをやってみたところで別に害はないのだから、是非やってみるべきことだと思う。
少し前なら宜保さんやピーター・フルコス( ちょっと古過ぎるか )、インゴ・スワン、現在ならジョー・マクモニーグルやジョン・モンティといった人たちが T-Rex の骨の化石の一つに触って一体何を見るかを是非とも知りたいものである。
但し、全身骨格は多くの場合に寄せ集めで、同じ1頭の骨ではないから逆に霊視者たちを混乱させてしまうかもしれない。
自然の創造力の前には私たち人間の想像力などタカが知れている。
上原多香子やナタリー・ポートマンを彷彿させる美貌のT-Rex の雌だとか、ジュリア・ロバーツや中谷美紀を彷彿させるデイノニクスの牝が確かに居たなどと一体誰が想像するだろう?
だが( それがどんな顔かは想像がつかないものの )そういう個体が存在した可能性は十分にあるのである。
それはどういう理由で似てしまったのかは知らないが、近所のイヌがロッド・スチュワートに良く似ているのと同じ理屈なのである。
( 補足;余りにも著名であるために文中で勝手に敬称を略して名を引用させていただいた方々とそのファンの人々の為にここで申し添えておくが、筆者は別に久本雅美がオードリー・ヘプバーンより“蓋骨”に似てると主張している訳ではない。似てるという意味では恐らく両者互角なので、もし御本人を含めてそのように受け取られた方がいたら、それは思い過ごしというものである。)
●大隕石衝突後の地質記録に見られるあまりにも急激な生命の放散繁茂現象の謎
私たちは多分、実に1億6千万年もの間生き続けた後の恐竜種族の、その終末近くでの、彼らの進化適応放散能力についていささか見縊り過ぎている嫌いがある。
人類中心、現在中心の人間の思考は常に過去と過去の存在を極めて大幅に見縊ってきた。
1千万年にも満たずに既に滅びに瀕している私たち人類が、果たして本当に恐竜類を見縊れるほどの知能を持っているかどうかは甚だ疑問である。
現在では明白に恐竜類の1支族であったと考えられている“鳥類”が、少なくとも大絶滅の淵を越えて生き延びられたということからは、恐竜類の広範な絶滅が、大隕石落下説を含めて現在までに提出されているどの理由にも因っていないという、既に明白な証明のようにも思われる。
いったい他の全ての恐竜類がことごとく絶滅してゆく中で、唯一“鳥類”だけが生き延びうるような、どんな大絶滅の形式が有りうると云うのだろう?
比較的最近になって知られ始めた、地球上への余りにも数多い大隕石衝突の痕跡は、もしもその想定されている通りの規模の大破壊が、現実にそれだけ起きているのだとしたら、そのどれによっても、地上のほとんどの生命が二度と立ち直れないほどの壊滅状態に至っている筈だと思われる。
しかるに、不思議なことに極めて頻繁に大隕石の衝突が起こるようになった最近になればなるほど、その後の生命の繁栄拡散の度合いは激しいのである。
これについて差しあたり何の根拠もなしに、“大隕石の衝突が何らかの生命の進化発展を促す契機を孕んでいるのではないか”という言いわけがましい仮説を披歴する人も居るにはいるが、私は全然そうではないと考える。
この異常なほどの大破壊の頻発とその後の大規模で急激な生命の繁栄の、地質学的記録についての完全に合理的な説明は、恐らくたった一つしか有り得ない。
勿体ぶったりせずに、いきなりその結論から入ろう。
●恐竜類絶滅の真の理由
即ち、この地球はずっと昔から何らかの生命の実験場とか試験場なのであって、地球を覆う大規模なその実験が一つ終了する毎に、その前の実験で作り出された生き物の一切を完全に後腐れなくクリアする為に、つまりテレビ・スタジオのように完パケにする為に、毎回必ず最後に、それまでの生命を完全に根絶するに足るだけの、容赦無い徹底的な大破壊が行なわれ続けてきたのである。
そしてその完全に破壊された地球の大地や大陸棚は次の実験の為の寒天培地となり、そこでまた新しい別の大実験が、前回の実験の結果や成果を踏まえて( つまりそれらをパレット・セットとして持ち込んで )より多様な形で行なわれ続けてきたのである。
その実験の切り換えは最近次第に早くなっており、実験サイクルは短くなっている。
つまり、いまやこの地球上は極めて短期の実験スケジュールで一杯の、云わばラッシュと云っても良いような状態なのだと思われる。
そして多分、今回の実験もそろそろ終わりに近づいており、地球上の其処彼処( そこかしこ )で実験者たちのUFO( 実験施設観測プローブ )が舞い降り、現在進行中のこの実験から得られる成果を生命パレット化する為の作業が行なわれているようにも思われる。
現在までに世界中の色々な場所で起きたと証言されているいわゆるアブダクション事件( UFOによる一時的な誘拐事件 )の被害者たちの記憶の中には、この推測を裏付け得るようなものが幾つも含まれているように見える。
最近インドに出現して被害者の身体に非道い引っ掻き傷を付けていく( 遂に死亡被害も出たが )ムノチュワと呼ばれる20センチ程の大きさの奇妙な飛行物体や、そしてプエルトリコに始まってフロリダ、メキシコ、ニカラグア、ブラジルにまで飛び火した例のチュパカブラスという奇怪な生き物も、その性質から言うとその為の生体観測プローブの一種だと考えてもよいのかも知れない。
以上のこの結論は、「古生物学上の地質記録の異常さ( 自然現象としてはとても説明の付くとは思えない異常さ )」と、「大学の研究所等での色々な研究の仕方、農地の輪作、農業試験場での実験、それから先程挙げたテレビや映画の撮影スタジオなどで毎日のように行なわれているセットの組立とその撤収作業」との比較類推から直ちに出てくる、最も単純で合理的な説明である。
むろんその規模と時間のスケールは途轍もなく違うが、考え方は全く同じである。
( 後段のUFOについての言及は実はつけたりであるが、数多く報告されているUFO事件から人間の想像によると思われる余計な解釈面を一切剥ぎ取り、ただUFO搭乗者らしき者たちが目撃された時の地上での行動の様子と、彼らが実際にアブダクション事件の被害者たちに対して行なったと証言されるその行為内容だけから推測すると、その真の意図はここに収斂するように見える。 )
●前記の結論の( 反証的 )証明と評価…
まずは、そう考えない限り全然説明がつかないことに注意しよう。
地質学者や古生物学者の大多数はこういう考え方を当然のように嫌がるだろうが、構うことはない。
訊こう。
「地球の地質時代にそうした知性体による大規模な介入が決してあった筈はない」という、彼らのその「否定的な確信」はいったい何処から来ているのだろう?
そのような断定の根拠はいったい何処にあるのだろう?
これ程異常な大隕石落下( 多分本当は大隕石の落下等では全然なくて、何らかの方法による地表爆破なのだろうが… )の信じられないほどの頻発と、その後の地質記録に見られる、あの余りにも急激な生命の放散繁茂現象を、( 高度な知性の関与を一切否定して )殆ど無理矢理にでも生物の自然な進化だけで全部説明できる筈だなどという、その如何なる証拠にも決してめげない、鉄( いやカーボン・ナノ・チューブ )のように強靱な「先入観の根拠」はいったい何処にあるのだろう?
いくら何でも地球の自然の生き物がそこまで強い筈がないと、どうして気づかないのだろう?
もしも本当にそんなに生き物の適応放散能力が強靱だと信じられるのなら、現在の地球の環境汚染や環境破壊程度の事で、野生生物保護を訴えなければならない理由が何処にあるのだろう?
また適応できずに絶滅していく種類が実際にこれ程多いのは何故なのだろう?
それでも他にちゃんともっと強い種類がいくらでも出てきて、それらが適応放散して更に繁栄していけるのだと本当に信じていられるのなら、何も心配する必要などない、という事になるではないか?
何しろほぼ地表が壊滅する程の大厄災が、あれほど頻繁に起きていても、その直後に地球の生命はまた、堰を切ったように噴き出し、そしてその前よりもっと、多様に繁栄してゆけるほどに強靱なのである。
因みに私はいま、直ぐ上の文章を書いてる途中でディズニーの「新ファンタジア」のラストの、ストラビンスキーの火の鳥に付けられていた、あの凄まじくも感動的な生命復活シーンを思わず思い出してしまった。
あれは確かに感動的で、最初に見たとき、実は感動の余り暫く涙が止まらなくて困ったのだが、現実の地上の生き物たちが、あの異常な地質記録を、ただ自然の進化だけで説明可能なほどに、強靱だと信じることまでは、とてもできないのである。
考えてもみよ! 例えば高度に品種改良されたコシヒカリやササニシキの大集落が、広大な山火事の跡の焼け野原や湿地から、人の関与なしに自然に自生して収穫できると誰が信じるだろう?
そして、いったいこれ程多数の動植物に対して、これ程干渉し続けることに熱心な人類が、「自分たち以外には、地球の生き物に干渉できるものなど決して居ない!」と確信できる、その科学的根拠は何なのだろう?
私にはその否定的見解を支持するような、如何なる理由も存在していないように思われる。
何にせよ( いまだに一部の人々は頑なに認めようとはしないものの )人類以外の何らかの知的生命体らしきものが、地球上空をUFOと呼ばれるものを操って我物顔でずっと大昔から飛び回っているのは紛れもない事実である。
UFOの目撃が1947.6.24.のケネス・アーノルドに始まるのではない事はUFO研究者には既に常識であり、古代からずっと歴史上の至る所にUFO目撃と思われる証言が点在している。
人類が熱気球や飛行船や航空機を持つより以前には、人工物との如何なる見間違えも存在し得なかった筈であるにも拘わらず、中世には巨大な船が空中に出現したし、太陽や月や惑星などとはおよそ見間違えられる筈もない異常なものが、古代から時々天空に現れていたのである。
現在のところ人類の科学はこの点に関して完全に非科学的である。
古生物学や地質学を含めて全ての現代科学が、こうしたUFOを駆って地球上に現れることのできる人類以外の知性体の存在を一切無視して組み立てられているが為に、そうしたものによって実際に引き起こされたかも知れない一切の現象が殆ど説明不能に陥ってしまっている。
或いは…少なくとも本当の説明を正面切って与えることができなくなってしまっている。
つまりそれは現代正統科学上の禁忌( タブー )という事である。
その結果、他にはもはや逃げ道がないものだから「大隕石の落下それ自体が何らかの進化の促進効果を持つ」等という、もはや自暴自棄とも取れる「何の根拠もない」仮説さえ提出せざるを得なくなっている。
これは全く嘆かわしい自縄自縛の状態と言うほか無いだろう。
だがこういう考え方にどうしても抵抗があって、受け入れるのが困難な人たちが相当沢山居るだろうことは容易に想像できる。
私たちは植物や動物、取り分け人間の食糧にする生き物に対して、これと全く同じ事を( というよりもっと苛酷で極端な事を )平気でしていながら、その自分が実は逆の立場に置かれているのかも知れないという、こういう考え方については、殆ど頭から受け入れようとしない場合が多い。
受け入れようと受け入れまいと現実は同じなのだから、少しは冷静にその可能性があることを考えてみてもいいとは思うのだが、ずっと全ての動物を支配してきて表面的には一度も頭を抑えられたことが無いものだから、自分が実は家畜か実験動物の立場でしかないかも知れない、という考え方を受け入れるのは酷く難しい事であるらしい。
多くの家畜と同じように自分も何かに管理され、最後には単なるモノとして処分されてしまってそれで終わりなのかも知れない…と考えること自体にたぶん我慢がならないのだろう。
キリスト教やユダヤ教やイスラム教の神( 無論、この三つの宗教の神は呼び名が異なるだけの全部同じ神なのだが… )になら素直に従っても、自分たちを家畜や他の動物たちと同じように扱うような存在など、居てたまるかということなのだろう。
もしそんなことが事実だとしたらいったい神の問題はどうなるのだ?…と質問する人々がいるかも知れない。
敬虔な宗教信者であれば当然の質問である。
だが旧約聖書を改めて見直してみれば直ぐに分かることだが、実は彼らの神と輪作農家や畜産農家のしていることの間には、それほど大きな差はないように感じるのである。
この途轍もないスケールの実験者こそが、実は聖書の神だとしたらどうだろう?
ちゃんと説明がつくではないか?
聖書の神がイェリコやソドムやゴモラで何をしたか?
誰でも知っているではないか?
そして何故ノアが大きな箱船を作らなければならなかったのか?
誰でも知っているではないか?
ノアの大洪水として知られている( 恐らく元々はシュメールの伝説に基づくのだろう )大厄災が、神によって意図的に全世界の生き物を( 箱船一つ残して )全滅させるために起こされたことは、誰でも知ってる。
世界中が堕落したというのがその想像を絶する無慈悲な処罰の理由だが、そんなことは元より全然理由にはならない。
地球上の全部の生き物が堕落したなど、もしノアが統計的分散という現象事実を知っていたら、直ちに神の言葉がタダの口実であると見抜けた筈である。
多分ロトもだ。
"堕落" の一言で、聖書の神が簡単に地球上の全生物の大量虐殺を決定してしまうのは、日本の役人が "混乱防止" を名目に全く理不尽な事を何でも決定してしまうのと良く似ていて、全然信用がならない。
ノアの大洪水は恐らく、人類の歴史に何とか文字で記録が残っている "大実験" の度重なるクリアのいちばん最近のものなのだろう。
箱船という生命のパレット・セットが出てくることが、この少し前に述べた推測と一致する。
実は、多分信じてはもらえないだろうが、ほんの少し前にその部分を書いていた時の私は、ノアの箱船の話を全く思い浮かべてはいなかった。
パレット・セットのことを書いたのは、最近の頻繁な大隕石衝突の後の、その度ごとの生物の爆発的放散繁栄には、そういうセットが存在していなければ、とても説明がつかないと考えて書いたのである。
ところがここまで書いてきて、聖書について書き始めた途端に、そこにそのまま証言となる記述が幾らでも眠っていることに気づいて唖然としたのである。
( つづく )
( 疑問符 ) ( 2005.10.26. 記 )
恐竜種族絶滅原因ET人為介入説にとっての新たな決定的論理証拠
ほぼ同緯度で、経度の180度近くも違う、デカン高原のシヴァ・クレーターとユカタンのチチュルブ・クレーター、この2つの超巨大クレーターの形成時期がほぼ同じだという事の重大性。
高々12800 km の直径しかない地球という標的に、2つの全く別々の超巨大隕石が、偶然にもほぼ同時期に命中する確率というのは、一体どれくらい高いものなのだろう?
地質学的証拠からは、それが確かに起こったという上記の事例が知られている為に、最近になって「従来考えられて来たよりもその確率は遥かに高いのかも知れない」といった評論がなされるようになったものの、実を言えばそれは、役人のよくする“後付けの理屈”と同じ種類の言いわけでしかない。
しかし、現実の痕跡によって簡単に理論が敗退する典型のように、超巨大隕石についての従来の理屈は、ここで簡単に引き下がってしまって良いのだろうか?
ホンの少し前まで科学が、綿密な計算を基にして自信満々に断言していた、大厄災の破壊の凄まじい効果は、どうしてそう簡単に、尻尾を巻いて逃げ出さなければならないのだろう?
考えてもみよう。太陽系内を軌道速度で周回している速い( 30 km/秒 )物体が、地球の弱い重力に捕捉されて突入回廊に入り、地上に激突するという“重力的に少し膨らんだ”地球の大きさを想定しても、地球というターゲットは宇宙の中のケシ粒のように小さいのだ。夫々の軌道が直接的に激突する場合の物理的な直径と較べても、それは大して大きくならない。
更に、当の巨大隕石が一体どういう軌道を取った場合に、地球と激突し得るのかということを詳しく考えてみると、巨大隕石の描く長円軌道が、地球の周回軌道と、地球の直径以内の精度で、( しかも時間的にはたった400秒以内のタイミングで )完璧に交叉しているのでない限り、ぶつかりようがない…ということが判る。地球はその地球軌道上での位置を、たった400秒( つまり6分40秒 )で、身体ひとつ分12800 km も移動してしまうのである。
しかし一方では、そういう事が日々実際に起きているからこそ、流れ星や小さな隕石が沢山、地上に向かって落ちて来ているのである。だがそれはそうした小さな石の欠片なら、宇宙空間( 内惑星軌道空間 )にはそれが日常的に起こるのを支え得るほどに沢山、即ち“飽和”しているからこそなのである。
“飽和”しているものが大群で飛び交っているのであれば、全体としては何処にでもソレはあるから、地球にしたって逃げようがない。だから地球が軌道上の何処にいようとそれは起こり得るし、しかも必ずそれは巨視的にほぼ定常的な現象となるのである。
但しそうした小さな石の欠片たちも( 多くの人が漠然とイメージするように )地球軌道上で地球がその場所に来るまでじっと待ってるワケでは全然ない。太陽の重力場の中にある物体は、惑星に限らず小さな石の欠片だって、その場所での軌道速度を持たない限りは地球軌道上には留まれないからだ。
ところがそうして地球軌道上で地球と同じ速度で同じ方向、同じ向きに向かって回っている小さな石の欠片は地球に寄り添って回ってる訳だから、たまに地球に引き寄せられて落ちて来ることはあっても、地球を待ってる…というワケにはゆかない。
結局それが出来るのは、同じ速度で逆向きに回っている場合か、あとは先に述べたようにまるで軌道上を進む地球を狙い撃ちするような、別の( 悲劇的な )軌道にある小さな石の欠片だけ…ということになる。そうした軌道に“飽和”している厖大な石の欠片の集団こそが“何々流星群”と呼ばれるものである。従ってこの形の隕石にこそは、いちばん“其処で地球を待ってる”と言う表現が当っている。
こう考えると、地球に立て続けに超巨大隕石が衝突しうる自然な条件というのは、ほぼ2つしか有り得ないという事になる。つまりそうした超巨大隕石が幾つも、常に地球軌道近くを地球に寄り添うようにして回っている…という場合と、通常の流星群よりは遥かに疎らではあるものの、超巨大隕石群とでも呼べるような超巨大隕石の一大集団が、少なくとも 129 万 6000 km 以上の巾と前後11時間以上の範囲に広がって、恰もトロヤ群のように、或いはその軌道全体に小惑星帯や土星の環のように遍く行き渡った状態で、それが地球軌道と悲劇的に交差しているのでないといけない。
しかし果たして実際にそんな事はあるのか?
地球の周りには今のところ、月以外にそれほどの超巨大隕石が寄り添っているという気配はないし、地球は獅子座流星群に出合うほど毎年確実にそうした超巨大隕石群の中を冷や冷やしながら擦り抜けているというワケでもない。だから少なくとも地球軌道はそうした軌道と定常的に交差している…というワケではないらしい。( 無論スピログラフのように徐々にズレてゆく軌道を、超巨大隕石群が取っているという可能性はあるから、余り安心はできないが…。)
すると残る可能性はただの偶然の絶妙なタイミングでの連続軌道交差事故ということになる。
だが、何度も連続する“偶然”というのはしばしば科学者の言い訳である。
それは実は“事故”ではなく“テロ”ではないのか? それも宇宙レベルでの“同時多発テロ”では無かったのか? …と誰でも疑いたくなるではないか?
だが、あまり先を急がずに先ずは一歩一歩進めてゆくことにしよう。
超巨大隕石となる程のモノは、前述の小さな石の欠片ほど沢山有るという訳ではない。
そして科学的な一般則( エントロピー増大の法則 )から云えば、そうした各レベルの大きさの隕石の各々は、それが誕生してから永い時間の経ったあとには、その確率論的な分散原理に従って、次第にバラケてもゆく筈である。
取り分けソレが元々生まれた場所から遠く離れた地球軌道上ではそうである。
「それらがただ偶然に双つ続いただけかも知れない」…という云わば“泣き言”に対しては、苦し紛れに“偶然”という言葉で曖昧さの中に逃げ込むな…と一喝するしかあるまい。
そして、そこまで旧説に固執する思考は、もはや科学的思考とは呼べまい。
何よりも超巨大隕石の落下は我々の知る限り定常現象ではないのだから、毎日見られる流れ星の原料ほど飽和してるワケではないのだ。
従って上記のように、特定の時点での、特定軌道点への、複数の超巨大隕石激突という同時多発テロみたいなことは、無理に考えても次に述べる例外的な特別の場合以外、まず考えられない事だと云える。
可能性;全く異なる長円軌道を持つ、双つの超巨大隕石が、偶然に相次いで激突したのではなく、地球軌道と悲劇的な交叉をする間際になって更に巨きかったモノが双つに分かれた…という事が、一応は考えられる。比較的直前まで一つだったものであれば、直径12800 km のターゲットの範囲内でバラけても、相次いで標的に命中することは出来そうに思えるからだ。
だがこの仮説は何重もの理由で全く成り立たない。
1 ) それ程巨大な、従って強度のある大隕石が双つに分かれた原因が分からない。
2 ) もし何らかの力がかかって双つに分かれたのなら、双方の取る軌道はその時点で大きく異なってしまう可能性が高く、地球軌道上で直径12800 km の範囲内に相次いで飛び込んで来られるとは、考えにくい。
3 ) 最も穏便で理屈の通った宇宙規模での外力は、恐らく、地球の重力場の当該隕石内でのギャップによって構造体が崩壊する「ロッシュの限界」だろうが、生憎、地球の弱い重力場の、高々直径数10 km 程度の隕石内部での、( しかも地球からかなり離れた距離での )重力の掛かり方の微かな差が、その母隕石を分解する程の力を及ぼし得たとは考えにくい。
4 ) 何よりもシヴァ・クレーターとチチュルブ・クレーターは殆ど同じ緯度にはあるものの、経度的にはほぼ地球の反対側に在るから、同じ方向から相次いで突っ込んできた超巨大隕石が、夫々の場所に激突する為には、地球という回転ターゲットがゆっくりと回るのを、12 時間近くも待って、タイミングを合わせて飛び込まなければならなかった。
だが12 時間近くの差というのは、秒速30 km もの速度で軌道を周回している地球の位置が、その軌道上で 129 万 6000 km も違う場所に在るというのにも拘わらず、それにドンピシャリでぶつかったということを意味する。
5 ) しかし、元々ひとつだった母隕石が何かの原因で分かれたとして、半日もの到着差を生ずるほど遠く離れていたのだとすると、それはまず同じ長円軌道を取っている筈はないし、しかもその分離した各々の長円軌道が、共に地球軌道と精度12800 km の範囲内で交叉していて、運悪くその双つ共が、実際に地上を直撃する可能性などというものは、恐らく皆無だろう。
かくしてこの母隕石分離説には全然説得力がないことが判る。
すると唯一残る自然現象へのしがみ着き仮説は、全く異なる長円軌道を取っていたほぼ同格の超巨大隕石の軌道が、偶然にも( 半日ではなく )かなり近接した時期に地球軌道と交叉し、相次いでデカン高原とユカタン半島の近くに激突したというものになる。
だが前述の通り、太陽系内の宇宙空間には、此れ程の巨大隕石がそこいら中に飽和しているというワケでは全然ないので、それ程の偶然が本当に自然に起きたという事は( 別稿で論じた理由もあって )考えにくい。
そこで、このような未練がましくも言い訳がましい、偶然現象仮説を一切排して、こうした超巨大隕石の落下( 或いはそれに類する規模の大厄災 )が、地球外知的生命体の意図によって人為的に起こされた、地表生命に対する殲滅的破壊行為だったという仮説へと進んでしまおう。
以上の推論をしている間に、どうやらこの「ET介入仮説」を支持するものらしい、新しい別の傍証があることに私は気付いた。
それはシヴァとチチュルブの緯度がほぼ一致している事である。
この赤道からそれほど遠くない破壊目的地に、地球を回る高い周回軌道上から、ETたちが何らかの破壊攻撃を加えるのは極めて容易だろう。
だが、偶然に外から飛び込んで来た巨大隕石が、バラけずに同緯度にブチ当たる可能性は、確率論から言っても更に低くなる…という事が分かるだろう。
無論、だからと言ってそれだけで結論付ける事は出来ないのだが、この事は、他の歴然たる論理的証拠によっても裏付けが取れるので、最早この新しい論理証拠も無視するワケにはゆかなくなる。
「地球のこのような地質学的事実は、ただ天文学的な偶然に因ってだけしか形成され得た筈はない」…という、地質学者たちのその鉄の前提…というか半ばヒステリックなオッカムの剃刀への逃げ込みの正当性…は、一体何によって裏打ちされているのだろう?
目の前の論理的証拠を受け入れない理由は、ただ単に「自分たちの信じたくない事は事実としても絶対に認めない」…という、もはや殆ど意味のない“意地”にだけ因っているように見える。
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見落とし分についての注意点 ( 2005.11.4. 追記 )
チチュルブとシヴァ隕石の落ちた時代。2つの地点の位置が、移動する大陸上で相対的にどれだけ離れていたか、また現在と同様にほぼ同緯度に在ったのかについての確認が必要である。
むろん白亜紀の終わりにはパンゲアは当然分裂していた筈だが、現在と同じ場所( 地球自転軸に対する相対位置としての場所 )に2つが在った筈もなかった。
以下、付録 情報
( 情報 )
恐竜に関する新しい知見またはニュース
従来の定説に反して、南アメリカではサウロポダ類( 特にその最大新種アルゼンチノサウルス )が白亜紀に至るまで生き残り、繁栄していた。
カナダのRoyal Tirel古生物学博物館のPhilip Calie( フィリップ・カリー )博士は、アルゼンチノサウルスの巨大さから推して、その天敵である筈の同時期の捕食者( = 大型肉食恐竜 )が、実際にこれを獲物( 狙われるのは子供の筈だが )にする為には集団化し、"群れ" をなして生活していた筈だと考えた。その仮説を立証するために、カリー博士は今世紀初頭の化石収拾家バーナム・ブラウンの残した記述と写真を手掛かりに、カナダ南アルバータの骨層( Bone bed )で発掘を行い、最初にティラノサウルスRexの世代の異なる12頭の "群れ" の集団化石を発掘した。更に、比較的最近発掘が盛んになっているアルゼンチン・パタゴニアのルドルフ・ウィンクルでも、ギガノトサウルス最大亜種の( 少なくとも6頭の世代の異なる )集団化石を発見( 1998年 )した。こうしてカリー博士は、続けて二種類の大型肉食恐竜類が "群れ" として生活し、集団で狩りを行っていた可能性が十分にあることを発見し、「大型肉食恐竜類は単独生活者」という旧説を覆した。
( 情報 ) ( 2003.1.3. 記 )
恐竜関連情報
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三畳紀の恐竜たち( 22500万年前頃に出現 )
コエロフィシス エオラプトル ( 植物食 )テコドントサウルス プラテオサウルス
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ジュラ紀の恐竜たち
セイスモサウルス ステゴサウルスの剣は放熱器だった。
アパトサウルス = ブロントサウルス( 約10年で成獣になったという ) 身体の巨大化は一般に肉食より草食の方が腸が長くなるために巨大化する。ジュラ紀がピーク。白亜紀には竜脚類は激減した。ヨーロッパと南米では白亜紀にも居たが、白亜紀の初期に80%が淘汰され、白亜紀末期にもう1度繁栄期を迎えている。結局6500万年前の大絶滅まで竜脚類は存在していた。
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白亜紀の恐竜( 被子植物の出現 )
アクロカントサウルス ガストニア ペントケラトプス
ジョバリア ニジェールサウルス( 歯が殆ど融合している11000万年前の草食竜 )
ラペトサウルス マラウイサウルス サウロポセイドン( 高さ15メートルの竜脚類 )
サウロロフス スコミムス( アフリカのワニもどきの新種の恐竜 ) アクロカントサウルス( T-Rexに近い来たアメリカの種類 ) ほぼ完全なT-Rex の化石“スー”の顔は従来の骨格よりリアルだ! 速く走れる動物は大腿骨より脛骨が長いが、T-Rex は大腿骨が脛骨より長い。その為にそれ程速くは走れず、実はスカベンジャー( ハンターではなく屍肉漁り )であったという仮説もある。
シノルニトサウルス( 中国の羽毛を持った恐竜 ) ツメバケイ( 現代の恐竜みたいな鳥 )
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キリンの血圧は他の哺乳類の2倍であり、同率で考えるとディプロドクスは哺乳類のの4倍の血圧を持っていたと推定される。鳥は2つの気道と気嚢を用いた最も効率の良い呼吸システムを持っている。竜脚類の長い首での呼吸を成立させていたのも同じようなシステムではなかったか?
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大型化した始祖鳥はデイノニクスそのものになる( 最近デイノニクスの前脚は鳥の羽のように身体に付いていたことが判明した )。オルニトミスムや白亜紀後期のトロオドンなども鳥に極めて近い。
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ベイビアオサウルス( 羽毛を持った最大の恐竜…この仲間には6メートル以上あった ) シノルニス シノルニトサウルス( 羽毛を持った肉食恐竜 ) シノサウロプテリクス( 完全な羽毛を持った小型恐竜 ) ミクロラプトル( 体長40センチ ) コンフキウソルニス( 中国で発掘されたより鳥に近い種 )
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中生代と新生代をはっきりと分ける KT 境界層
( 情報 ) ( 2003.2.13. 記 )
恐竜 → 鳥類 仮説の関連情報
ジョーン・オストローム博士( 鳥類の祖先が恐竜だという仮説を提唱した学者 )
1億5千万年前に始祖鳥は既に現在の鳥と基本的には同じ構造の羽根を持っていた。
コンプソグナトス( コンプソナートス )の骨格は始祖鳥・鳥と酷似している。
( 疑問符 ) ( 2003.1.4. 記 )
恐竜論 補遺;何より実際の生きた恐竜はもっと美しく愛らしいものであった筈だということ
ワニだってコモド大トカゲだって、私たちの想像する恐竜の復元図よりは、生き物としてずっと優美であることに気付かなければならないだろう。
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数多くの恐竜の骨の化石が無数に折り重なる、古生物学上の最重要地層である骨層( ボーンベッド )の存在こそは、恐竜種族の一瞬の絶滅死の紛れもない証拠の一つであろう。そこが多種類の恐竜の共同墓地であったのでもない限り、その死体の在り場所は通常分散する筈だからである。
( 疑問符 ) ( 2003.1.25. 記 )
大隕石の衝突を越えて生き延び得たトガリネズミ?
例えばあの弱々しいトガリネズミ( 食虫類モグラの仲間。ネズミと名前が付いているが実は全然ネズミではない )はいったいどうやって、恐竜を絶滅させた 6000 万年前の大隕石の衝突を越えて生き残ったというのだろう?
地球の全体が火球と化した可能性すらあるのに!…である。
実際に化石上でその生き物が大厄災の前後を通じて生き残っているという事が、その大厄災を乗り越えて生き延びたことの証明にはなっていない…という事には多くの人が気付かない。
( 疑問符 ) ( 2005.11.2. 記 ) 追記
高度に分散多様化していた筈の恐竜が鳥類近縁種を含めて唯の一種も大絶滅を越えられなかった?
シヴァとチチュルブの2大クレーターに因って物理的には全地球に波及した筈の大厄災。
比較的少数種だったと思われる鳥類がそっくり延命できるほどに、もしも生き物の生命力が逞しかったとするなら、既に多種多様に分化していて、鳥類と大差ないほど小さな種類もいた筈の恐竜や翼竜種族が、まるであのノアに嫌われて絶滅収容所に送られてしまったかのように、唯の一種類たりと生き残れず、大厄災直後に始まったあのド派手な放散現象( 生命の爆発的な復活再生適応の過程 )には全く加われなかった…という奇妙な事実は、上に述べた“実験場”仮説以外で真に説明できるとは、到底考えにくい。
( 疑問符 ) ( 2003.2.6. 記 )
催眠現象についての根本的な疑問点1 [ 催眠メカニズムの組み込まれた理由 ]
ある割合の人間の大脳( 新皮質46野 )には何故、このような簡単な方法でその人間を他者の操り人形のようにしてしまうメカニズムが存在するのであろう?
そしてそれは本当に現在の学者の言うように新皮質46野の機能の低下が原因なのだろうか?
仮に表面的な原因機序がその通りだとして、それなら一体何故「そのように重大な効果を当の個体にもたらすような“要”である筈の」新皮質46野の機能は、周囲の存在の働き掛けによってそんなにも簡単に低下するのだろう?
そして一体なぜ、周囲の存在の働き掛けによって、そんなにも簡単に機能が低下するような“仕組み”に、最初からなっているのだろうか?
[ 少なくとも薬物以外の何らかの方法で、簡単に催眠状態に陥る動物が、人間以外にも幾つも( もしかすると実は全部なのかも知れないのだが )存在している…という事実に私たちは注目すべきであろう。]
だが、この奇妙なメカニズムが私たち人間や色々な動物の「身体や脳」に組込まれている事の合理的な説明または理由は、少なくとも一つ( 或いは二つ )確かに存在している。だがそれは人々の通常の世界認識の外に在る。
考えられるのは、それが、この地球上に人類を作り出した存在の、必要な時に何時でもその被造物を簡単に自分の思い通りにコントロールする為のメカニズムとして、( つまり云わばリモコンの受光部として ) 最初から私たちに組込まれた仕組みだ…という説明である。
その人類と地上生物の作り手とは、ゼカリア・シッチンに言わせるなら、シュメールの粘土板に従って惑星ニビルの住民アヌンナキである。
そして3大一神教( ユダヤ教・キリスト教・イスラム教 )に云わせれば、聖書に従って神( ヤハウェ )ということになる。
3大一神教の宗教信者にとっては、神によって組込まれたのだと考える方が納得し易く、抵抗も無いだろう。
だが聖書の創世記などモーゼの五書の根源は、元々バビロニア、シュメール起源だから、結局ゼカリア・シッチンの言うアヌンナキこそは、聖書の神の“正体”だということになる。
( 因みに、フォン・デニケンの言う古代の宇宙飛行士は、彼の主張する内容からは、恐らくやはり、アヌンナキに帰着するだろう。)
だがひとつ疑問が生じる。それは、私たち人類の誕生どころか恐竜の誕生以前、つまりこの地上の全ての生命の誕生前から、この地上では何らかの知的生命体による( 全地球を実験室とした )生命実験とでも呼ぶべきものが、繰り返し、休むことなく、行なわれ続けてきたという形跡が、最近になって論理的に判明したことである。
この形跡によれば、アヌンナキの干渉以前から地球にはずっと、決定的な外部干渉が存在していた…ということになる。
この超太古からの事情を一応説明しているのは、旧約聖書の創世記の方である。
何しろ大地を整備して、総ての生き物を創り出すところから始まっているのだ。
だがもうひとつ、この大掛かりな生命実験のことを伝えているものがある。
それは、フランス人のクロード・ボリロンという人物が、宇宙人から教えられたものとして語っている地球の歴史である。
彼によれば、恐竜も他の動物も、この地上の生き物は全て、宇宙人が生命テクノロジーによって作り出したものであって、自然に発生して進化したものではない…という。
この人物は南フランスのクレルモンフェランにある窪地でUFOと接近遭遇し、乗り組んでいた宇宙人にそのことを教えられたと主張している。
そして、その後ラエルと名乗るようになった、この人物の創始した新宗教組織こそは、最近突然、「人間のクローンを誕生させた」と発表して、( 嘘か本当かは分からないが )取り敢えず世界中を驚愕させた、あのラエリアン・ムーブメントなのである。
興味深いのは、彼がその突拍子もない地球史を語り始めたのは、上記の形跡が歴然とあることにまだ私たちが気付く前だったのだ。
尤もこの主張そのものについてなら旧約聖書も同じなワケで、米国のファンダメンタリストと呼ばれるキリスト教原理主義者たちは、今でもそれと大差ない事を信じている。( 但しむろん“神がやった”と信じているのだが。)
興味深いのは、これも比較的近年になってからなのだが、生物学者の中からも、果たして生物に“進化”という事が本当にあった( ある )のか?…という疑問が提出されていることだ。
つまり現実の生物を調べても、それが過去の先祖から本当に「進化」した結果、存在するようになったという証拠は見出されない…という主張が存在するのである。
創世記の記述は地表を形成するところから始まって、生き物を順に作り出してゆく。
だがそのネタ元であり、それよりも古い筈のシュメールの粘土板の記述では、アヌンナキが地上に降り立った時点で“既に地上には原人らしきものが居た”…とあるから、地球上にはその時点でもう、とっくに生命実験は始まっていた…という事になる。
もしも創世記の記述が、通常言われているようにバビロニア、シュメール起源ではなかったとすると、( 無論、モーゼの五書がシュメール以前に記された…などと主張するつもりは更々ないが ) シュメールよりずっと後になって、「シュメールの粘土板の内容」以前のことまでを教えることの出来る、アヌンナキとは全く別の“存在”に、モーゼとその後継者たちが出会って、その知識に拠って創世記が記された…という可能性もある。
むろん、この創世記の極く冒頭の部分に限ってだけ、アヌンナキが自分たちの降臨以前の地球上での実験について、シュメール人に対して教えたこと以上のことを、モーゼに教えたという可能性もないわけではない。
一般に、こうした“通常の世界認識の外に在る”説明は、それが実際には明確な洞察であったとしても、“単なる根拠のない仮説”としてしか扱われない。
証拠を一つ一つ提出して、仮説の外堀を埋めて証明するというのは科学の作法だが、すべての真理が、その科学の作法に依らない限り絶対に得られない…というのは、科学の行き過ぎた傲慢に他ならない。
人間の定式化した科学の手法によっては、真理にも真実にも真相にも辿り着けない謎は、この世界の中に明白に幾つも存在するからである。
ましてや一部の人間の意向によってパラダイムを無理矢理制限されたイビツな世界観で、この実際の世界が無理なく説明できると思ったら大間違いである。
( 例えば、既にその“存在”することの明白な証拠が有るにも拘わらず、UFOや超常現象や超古代文明の存在を頭から否定してしまうような世界観や、中世のスコラ哲学のような不毛な世界観がこれに当る。)
そして地上の生物体の起源や進化を、いつまでもただ“自然的偶然と自然淘汰によるものとして説明しなければならない”と考えている人々もまた、限定されたパラダイムの中で不毛な思考を続けている人々である。
彼らは“省内思考”でしかものが考えられない役人官僚や、世界が“星とスミレと雪”だけで出来ていると信じたい宝塚歌劇マニアの少女達のように、現実をまるで見ようとしない、視野の狭い人々であろう。
( 予備的情報 ) ( 2003.1.12. 記 )
チチュルブ;6500 万年前の恐竜絶滅を招いた数十 km 程度の大隕石の衝突をこう呼ぶ
この程度の大きさの隕石衝突は平均して数千万年に1度という。
( 予備的情報 ) ( 2003.4.3. 記 )
チチュルブについての新情報
6500 万年前、地球に落ちた大隕石は二つあり、ユカタンのクレーターと同時にインドのシヴァ・クレーターが出現したものという。( 数千万年に1度という話は何処に消えたのだろう? )
この日の22時に放送されたNHKのドキュメント地球時間「再現・恐竜たちの世界*」では、この二つの隕石の落下の後、数ヵ月で災害は収まったものと見做していたが、熟考するとおよそ信じがたい推定に思える。
此れ程の規模の二つの厄災の後で果たして地上の生命が小動物とは言え、果たして生き残れるものだろうか?
何しろそれまでの生態系全体が、この大厄災によって完全に破壊し尽くされているのである。
「象の耳は何故大きいか?」の著者は巨大生物はこうした大厄災によって滅びるにしても、数の多い小動物たちは岩の隙間などに入り込んで生き残ることが可能だから、少なくともその少数は生き残り易い…と議論しているが、大いに疑問を感じてしまう。
こうした大厄災の後で地球全体が長期に渡って寒冷化する以上、身体の小さい多くの小動物は極めて体温を失い易いわけで、単純にその“数の多さ”と“隙間に入り込める”というだけの理由で、彼らが生き残れる筈…という事にはならないからだ。
更に加えて餌の確保という重大な問題もある。
彼らやそして鳥類やワニ、トカゲ、哺乳類などが、その大厄災のさなか、本当にずっと生き続けていたという、明確な証拠など果たしてあるのだろうか?
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何より、通常のこうした議論には一つの落とし穴がある。
その度重なる大厄災を越えて小動物や一部の動物が多数生き延び、その後に驚くべき放散現象( 生命の大復活 )が起きた…という化石による証拠( と思われるもの )が有る為に、科学的に考えようとすればする程、どうしても見落としてしまう点が一つあるのである。
つまり私たちにまで至る「生命連鎖」が実際に存在している( らしい )という現実的な事実の為に、それが「地質時代の途中で一旦切れた筈はない」と思い込んでしまっていて、論理的に考えるなら、地上の全生命はそこで一旦絶滅した可能性があるという、物理学的に全く当然の推定が、最初の最初から、( 全く無条件に )除外されてしまっているのである。この点にこそ注意しなければならない。
本来は地質学的証拠からも、一旦絶滅したと見るべきだという見解が十分にありえるのだが、その可能性を故意に読もうとしない、極めて非科学的な心理が、どうしても研究者の心にあるのである。
繰り返そう。即ち、事実として大厄災以後も、生命があたかも以前の続きを生き続けているように見える( 化石的証拠が有る )以上は、それは必ずこの地球上で何とかして生き延びた筈であって、一旦総ての生命が途絶えたとは考えられない…という固定観念に囚われているのである。
従ってもう一つの証拠を踏まえた視点、いや、もう一つどころではなく、既に私たちの目の前に無数に存在している証拠を踏まえた別の視点の方には、なかなか目を移そうとしないのである。
つまり、云うまでもなく、そのもう一つの視点とは
「この地球の( 地質時代を含めた )長い歴史には、自然な生命の進化とは全く違う、生命実験パレットを持ち込んだ地球外の知性体による、度重なる干渉と、実験の終了時の一掃の痕跡があり、その干渉は、地質時代の巨大生物に対しても、古代から現代に至る人類に対しても、絶え間なく行なわれ続けてきた」
…という驚異的な視点である。
無論、「そんなバカなことは有り得ない!」…というのが大方の学者たちの反応なのだろうが、それが決して“バカなこと”でも、“有り得ない事”でもないという証拠なら、実は“幾らでも”有るのである。
だからもし本当にこれが“バカなこと”で“有り得ない!”と言うのなら、是非それが先入観によっての否定ではないことを、証明して欲しいものである。
彼らがそんな証明をしようとした途端、彼らは自分たちが何も見ようとしていなかった事に気付くだろう。
そして、そんな証明が不可能であるばかりか、自分たちの見解が、如何なる証拠にも基づかない、単なる思い込みに過ぎないという事にも、多分気付くだろう。
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注*;NHKのドキュメント地球時間「再現・恐竜たちの世界」について
正確には、2001年にアメリカの制作会社「エバーグリーンフィルムズ」がディスカバリーチャンネルの為に作った番組で 、NHK が番組を買い付け、2002.9.6.に本放送した同番組の後編「白亜紀」の再放送である。
この番組では以前言われていた、テキサス州程の大きさの火山の数百万年にも渡る大爆発によって恐竜が滅びたとする「火山説」に対して、その火山それ自体が超巨大隕石の衝突に因って起きたとする、テキサス工科大学のチャパジー教授の説を主に紹介する形で構成されていた。
( 予備的情報 ) ( 2004.2.24. 記 )
チチュルブ関連情報
ユカタン半島のチチュルブ・クレーター
チチュルブ( のあの黒い地層 )の成分特性は、イリジウムと衝撃石英である。
( アイディア ) ( 2005.7.10. 記 )
サイコメトリストの見た本当の恐竜の姿図鑑…発行企画
これは出来るだけ安易にやるなら、日本国内で確かな化石に触( さわ )れる福井断層線( 福井県 )の発掘現場や、そのあたりの博物館などに渡りをつけて、そこにサイコメトリストと、ついでに客寄せと説得と日テレやマスメディアとのタイアップの為にTOKIOの国分太一( 彼は恐竜化石発見のちょっとした権威である )を巻き込んで連れてって、差し当たり可能な範囲でお茶を濁す…というのも一応は一つの方法ではある。
( 日テレをこの企画に巻き込むというのは、どちらにしても正解だろう )
が、これは本来ちゃんと本格的にやるべき企画でもある。
そこでもう少しまともにやろうとすると、恐竜化石の主要発掘現場は現在、アメリカ、カナダ、アルゼンチン、中国ゴビ砂漠だから、勢い海外取材ということになる。だが予算が大変。そこで…
元よりディノニクスやドロマエオサウルスなど、注目すべき重要な恐竜の化石の殆どはアメリカや中国に在るのだから、そこまで日本のサイコメトリストを連れて行って霊視させて絵を描き起こす云々よりは、企画の為に必要な一切をリモコンで現地の編集会社に任せて、適切なサイコメトリストと描き手をも現地で揃えさせ、その相手の各々と守秘義務契約を結ばせ、彼らにこちらから直接的に指示を与え、その結果を逐一インターネットで送らせて指示を与え直し、全体をこちらで纏めれば良い。…という事になる。
尚、この新しい恐竜想像図との比較の為の、既存の想像図のイラストについては、もし使用料が高ければ模写で書き起こしても良いが、その方が高く付くかも知れない。
( アイディア ) ( 2005.7.10. 記 )
不在遠隔作業( リモコン綜合取材 )の理想形について
つまりこうだ。出版企画段階から、一切の取材と資料集め等の実行作業を現地の編集会社などに任せ、現地語で情報を纏めさせ、それをインターネットで逐次日本に送らせてこちらで全取材データをチェックし、本の原稿として纏める。
この作業を細かくストリングにして分散させておけば、個々の実行作業委託相手にはその企画の全体像は見えないから、企画それ自体を現地でそっくりパクられるという心配は減じる。
だが、そのやり方は決して完全にはパクりを防止できないし、そういうことをする事で逆に、相手の実行作業時の熱意が大幅に減じるのは目に見えている。
そこでもっとずっと有効な良い方法がある。
当の現地の編集会社( というより要は“人”なので、その責任者 )に、本の完成時には最初からその現地での翻訳出版権を預けると確約する。そして現地出版社と交渉させ、その現地翻訳本の出版契約とその販路までを開いてもらう。
そうすれば制作段階から関わっている為に熱も入る上、折角のネタを当の国で第1次的にパクられるという心配も先ず無くなる。
この方法であればどんな画期的な企画アイディアであっても、核心の極く一部だけを秘密にしておく位の注意をするだけで、その企画を相手の取材実行編集会社に一任することが可能になる。
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これは元々は「恐竜絶滅の謎を解く」中に使うべくサイコメトリストの霊視を元に起こした挿絵が必要だ…と考えている内に、それ自体が単独で本の企画として成立すると気付いたものである。
おしまい
(C) Copyright 2002.10.30. by うつぎ・れい
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光子にも質量がある事を証明する為の最も簡単な実験方法 / 光および c 粒子群 ( 真空中での光速度粒子群 ) はすべて相対論の適用対象外である
日本政府と警察と都道府県全知事への公開状 「 プライバシーを保全しつつ凶悪犯罪を 90 % 以上減らす完全な防犯監視カメラシステムの提案 」
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911テロ旅客機が捏造 CG である完全な証拠と証明 / 主要な911WTC突入映像全ての飛行機とその突入の仕方が C G であると証明可能である
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完全粉砕される 「 F4 ファントム機の壁面激突映像 」 が少しも 「 911 旅客機 CG 説の反証 」 になっていない理由
天皇への公開状 「 今上天皇への、平和憲法を守りたい一国民からのお願い 」
月面ティコの直角構造月面都市群のグーグルムーンでの存在証明をここに!
T M A チコ 直角構造都市群 Special Selection 100 ( 自動レベル調整版 )
月面ティコクレーターの完全探査 1600 シーン
グーグル・ムーンで 「 かぐや 高解像度月面画像 モスクワの海 」 から異星人基地らしき光り輝く構造物を見付ける方法の説明スライド
かぐや 高解像度月面画像中に見付かる異星人施設らしき光る構造物群のスライド捜索ツアー
月面表側の異星人施設群 Part 1
月面表側の異星人施設群 Part 2
キュリオシティ UFO 写真 6 枚は火星上空に静止衛星群と宇宙エレベーターまでもが存在する事の明確な証拠である
火星の夜空の実態 但しこれは 300 倍の高速表示ゆえ、実際には 10 〜 16 分間の火星の空である
今や誰でも確認出来る まるでアリの巣のような宇宙人の火星基地とその入口の実態
6枚組 UFO 画像がフォボスの長時間露光写真 …という説が完全に誤りだと証明しよう
それから 6 日後の 5 月 4 日の棒状光体 UFO 組画像は NASA によって上下反転されてる
UFO懐疑論者とは UFO否定説ばかりを簡単に信じ込む逆方向のビリーバーである
逆説的 超能力 論考 手品師ダイゴの華麗なフォーク曲げは、それが本当にトリックだとは全然証明されていない
NHK 幻解 ニューヨーク上空 UFO = 風船 という説明の大ウソ
NHK 幻解 ポポカテペトル UFO はヘリコプター …というウソとゴマカシを暴く / 火口から半径 20 km 以内は飛行禁止区域である
恐竜の現在の想像図と大恐竜絶滅の謎を解く / 地表世界は超古代からずっと宇宙人の生物実験場である 私たちは実験生物である
大ピラミッドを建造するいちばん簡単な方法 ジャン・ピエール・ウーダン説の更なる拡張
やはり北大西洋中央海嶺上に位置するアゾレス諸島こそが沈んだアトランティスの名残りである
南極海ブーベ島西方200kmの海底遺構
大西洋マデイラ島の西南西に見付かる矩形の水没都市遺構と5本の平行線地形
確率を適用して良いのはただ統計的集合体に対してのみである
その付録 マキタスポーツのヒット曲分析で作られた曲は一体何故、大ヒットしなかったのか?
アニマルライツセンター 代表理事 岡田千尋さんへの公開状 / 風の谷のナウシカのようなお気持ちは良く分かるのですが … / アニマル コミュニケーターとこそ共闘すべきでは …
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