これはヨーロッパの故郷と呼ばれるルーマニア・マラムレシュ地方のサプンツァにある木の墓標です。
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以前TBSテレビの「ウルルン滞在記」で、タレントの大路恵美さんが訪れて、番組のクライマックスでこれを紹介していたので、ご覧になった方も沢山居られるでしょう。
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一つ一つのお墓の前には花壇があって花が咲いています。
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夫々の墓標には村の大工さんがこしらえた小さな屋根の付いた可愛いい木製の墓標が立っています。
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 その木の墓標には、こんな風にその人がどんな人で、どんな仕事をしていて、何が好きだった…というようなことが書かれていて、生前の様子が分かる絵が描かれています。例えば右の写真は村の大工さんだった人のもので、木を削っているところが描かれています。
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ひとつひとつ手作りで作るのに時間がかかるので、みんな生きている内に、描いてもらうことを自分で決めて作ります。
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ひとりの大工さんが最初にこれを作り始め、それを見た人たちが、私にも作って欲しい、私にも作って欲しい、と忽ちこうしたお墓が村中に広がってしまったのだそうです。暖みがあってカラフルで普通のお墓とは大分様子が違いますね。
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